ロボットスーツHAL®(Hybrid Assistive Limb®)とは、体に装着することによって、身体機能を改善・拡張・補助することができる世界初のサイボーグ型ロボットです。
身体にHAL®を装着することで、「人」「機械」「情報」を融合させ、身体の不自由な方をアシストしたり、いつもより大きなチカラを出したり、さらに、脳・神経系への運動学習を促すことができます。
人が身体を動かすとき、まずは脳でその動作を考えることからはじまります。「歩きたい」と考えることで、脳は神経を通して必要な信号を、その動作に必要な筋肉へ送り出していくのです。
健常者の身体では、脳から送られた信号を、それぞれの筋肉が受け取ることで、考えた動作に合わせて必要なチカラの分だけ筋肉を動かすことができます。
脳から神経を通じて筋肉へ送られた信号は、非常に微弱な信号“生体電位信号”として、皮膚表面から漏れ出してきます。
HAL®は独自に開発したセンサーを皮膚に貼り付けるだけで、その“生体電位信号”を読み取ることができます。
その他、さまざまな情報を組み合わせて、装着者がどのような動作をしたいと考えているのかを、HAL®は認識しているのです。
HAL®は“生体電位信号”を検出し、人の思いどおりに動作する「サイバニック随意制御システム」と、“生体電位信号”を検出できなくても、人のような動作を実現する「サイバニック自律制御システム」の2つを混在させることで、装着者の動作をアシストします。
この技術こそが、HAL®のベースとなる先進テクノロジーなのです。
人の身体を動かすメカニズムは、筋肉を動かすだけにとどまりません。脳は実際に体が、どういう信号でどのように動作したか、確認を行います。HAL®を用いて“歩く”という動作を適切にアシストしたとき、“歩けた!”という感覚のフィードバックが脳へ送られます。
これにより脳は“歩く”ために必要な信号の出し方を少しずつ学習することができるのです。
これこそが、例えば足の不自由な方がHAL®なしでも歩くことができるための、「大事な一歩」につながっていくのです。
動作に対する正解を脳に教えてあげることのできる唯一のロボット、それがHAL®なのです。
HAL®福祉用
(下肢タイプ)
HAL®自立支援用
(単関節タイプ)
HAL®介護支援用
(腰タイプ)
優れた未病産業関連の商品・サービスを、「ME-BYO BRAND」として神奈川県が認定しています。