2022.10.11 【ニュース】神奈川県と県立保健福祉大学、慶應義塾大学と共同で、HAL®︎腰タイプを活用した介護予防プログラムを、介護施設の高齢者向けに拡大して検証を開始

当社グループ(当社及び湘南ロボケアセンター)は、神奈川県、神奈川県立保健福祉大学、慶應義塾大学と共同で、HAL®︎腰タイプを活用した介護予防プログラムを介護現場へ実装するための研究を開始しましたので、お知らせいたします。

【本研究の背景】
当社及び湘南ロボケアセンターは、神奈川県の未病改善を社会実装に繋げるためのプロジェクト「未病への未来図 (ME-RISE)プロジェクト」に参画してまいりました。
まず、2019年にパイロット研究として、心身が衰え、フレイル (虚弱)、プレフレイルと診断された高齢者22名 (平均年齢72.6歳) を対象にHAL®︎腰タイプを活用した介護予防プログラムを、湘南ロボケアセンターにおいて慶應義塾大学や神奈川県県立がんセンターと共同して実施し、その結果、プログラムの実行可能性と参加者の運動能力向上が実証されました。
次に2020年からランダム化比較試験として、湘南ロボケアセンターにおいて80名の高齢者を対象に検証が進められております。
今回新たに開始される研究プログラムにおいては、湘南ロボケアセンターで検証されたHAL®︎腰タイプを活用した介護予防プログラムが、介護施設においても広く実装可能であることを検証します。

【本研究の概要】
・ 介入場所:
社会福祉法人聖隷福祉事業団が運営する住宅型有料老人ホーム「藤沢エデンの園 一番館」
・ 対象者:
65歳以上・要介護2までの、グループ運動に自主的に参加できる入居者(最大20名で研究への参加に同意いただけた方)
・ プログラム:
「HAL® 腰タイプ」を着用しつつ、平行棒などを活用した転倒予防や負荷低減を目的にしたトレーニングを、1回90分(休憩・装着準備を含む)、週2回 の頻度で計5週間(=10回)行う。1グループ5名の4グループに分け、安全管理を徹底する。
・ 前後での介入調査:
アンケートへの回答、血圧・身長測定、体組成測定(InBody)、バランス機能評価、10m歩行による歩幅・速度、歩行率評価、5回椅子立ち上がりテスト、未病指標測定、iPadによる認知機能評価、立位年齢測定、活動量計測定など。
・ 実施時期:
2022年9月~2027年3月

(介護予防プログラムについて)
湘南ロボケアセンター株式会社
粕川センター長兼サイバーダイン営業企画
TEL: 0466-30-2360 FAX:0466-30-2361

(参考)
(神奈川県) 高齢者施設で「未病指標」を活用したロボットによる未病改善プログラムの研究が始まります (2022年10月4日)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/bs5/prs/r041004.html
(県立保健福祉大学) ロボットによる介護予防プログラムを高齢者施設で初めて実施 (2022年10月4日)
https://www.shi.kuhs.ac.jp/news/details_01737.html
【ニュース】神奈川県と共同してHAL®︎腰タイプを使った介護予防プログラムを開発 (2020年11月16日)
https://www.cyberdyne.jp/company/PressReleases_detail.html?id=10083

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